ゆきたんく

 馬溜りを出たら目の前が開け、二の丸下の段の登場である。土の茶色と芝の緑、空の青のコントラストが目にうれしい。しかしそうは言いながらもかなり暑く、自動販売機に目を奪われたおーちゃんとつっくんであった。
 「なんじゃもんじゃの木」である。日本ではほとんど見られない珍しい木だそうだ。しゃんをクリックして大きくし、説明板を大きくして見てくれたまえ。
 小泉八雲文学遺跡である。なぜ、ここにあるのか。松江市内には小泉八雲記念館や小泉八雲旧居もあるではないか。この場所は実は…
 写真を撮ったり、解説を眺めたりしているうちに3人に置き去りにされた記念じゃない、ゆきたんくである。「お〜い、待ってくれぇ」
 階段を登り切って一休み。先ほどの二の丸下の段を一望できるのである。なんと広いことか。
 ふと目を横にやると、すごい木が立っていた。太い中心から何本もの幹が上に向かって伸びている。このままここにいるとつかまれてしまいそうな錯覚に陥る。こうなるまでに何年の月日を過ごしたのだろう。