ゆきたんく

 堂ヶ島の名勝といえば、天窓堂だけではない。三四郎島と名づけられた三つの島が、干潮時には陸地でつながるトンボロ現象が見られることで有名なのだ。ピアドーム天窓までは行ったが強風で遊覧船が出ていないのでホテルに帰ることにした。
 疲れているのりたん、つっくん、おーちゃん、おじいちゃんを尻目に車を道の脇に停めたゆきたんくは堂々と三四郎島の撮影に入った。
 なんか旅の本で見たのと形が違うかなぁ。と思いながらも疲れと黄昏時の暗闇にだまされて、撮影を続けた。帰宅してから分かったのだが、これは三四郎島ではなかった。三四郎島から南東に400mの位置にある、蛇島、稗島ともう一つの名もない(本当はあるのかもしれないが…)島である。見事に間違えたので三四郎もどきということで。