よろづや

 この旅でお世話になった旅館「よろづや」の入り口で出迎えてくれた狸である。
 近くの高等学校の陶芸科で作られたものだそうである。
 普通は一人でいるのだが、手前に息子さんがいるのである。よく飲み屋の入り口近くに立っていることがあるが、その表情はけっこう怖いものがある。
 ここの狸はかわいいのである。
 右手に持っている勘定帳には平仮名で「よろづや」と入っているのもうれしい。入り口玄関の空間を見事に自分のものにしているのである。
 また逢いにいきたい狸さんである。
 なんといっても旅先で気になるのか浴衣である。自分は180cm、93Kgであるので、合う浴衣はなかなかないのであるが、聞いてみるものですねぇ。ここのきれいな仲居さんに尋ねたところ、「特大がございます。」とのこと、右の写真がその証拠である。
 いやあ、久しぶりにゆったりとした浴衣を着て過ごすことができたのであった。幸せでございました。
 入り口を抜けて最初に目に飛び込んできたのがこの時計である。江戸時代・文化文政年間創業の旅館ということで、レトロな雰囲気を感じる。
私の世代だと映画「時をかける少女」を思い出してしまうのだが、みなさんはどうだろうか?

 この他にも、様々な美術品の写真を撮ったのだが、よろづやのサイトに見栄えの良い写真があったのでそちら方をご覧になった方がいいだろう。

と言う訳で、「よろづや」へいってらっしゃい(笑)