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中央高速道である。真夜中の2時30分ごろである。走っている車はゆきたんくのイプサムのみ。長い直線で後続車もこないようなので車を停め、フラッシュを焚かずに正面の写真を撮ったらご覧の通りである。道沿いの街灯もなく車のライトが道路の白線を照らしているのが分かるだけである。その後ゆきたんくは後の座席やルームミラーを見ないようにして走った。中央高速道路のある空間にたった一人という現実を突きつけられたからである。今まで息子がおびえるのを笑って見ていた怪奇現象のテレビが言っていたことが頭の中を走馬灯のように駆け巡ったのである。 |