伏木

 庄川を渡り,倉庫群のようなところを通る。
八島倉庫の前に煉瓦造りの遺構がある。

外は雪が吹雪いているので,降りて見ることは我慢した。
 小矢部川に沿った道であるが,道の両側に倉庫が立ち,閉塞感を感じる。また,空模様もそれに一役買っているのだろう。
  この辺りは八島倉庫を持ち八嶋本社のようだ。
しまは「島」,「嶋」のどちらなのだろうか。
 県道350号線の表示がかろうじて見えた。
 上に積もり,タイヤ半分も隠れている。
 無機質の景色にこのような看板があるとホッとする。
伏木は,進行方向の右だ。前方に見える橋を渡るのだろうか。小矢部川を渡らなければならない。
 橋の下を通ると景色が開けた。
川向うが伏木だ。
 東亞合成㈱会社高岡工場の大きな倉庫か見える。
 協伸静塗㈱の建物を左に見て,橋を上がっていく。
 この橋の長さ,そして広がる景色。
小矢部川というのは思ったより川幅が広いのだ。 
この辺りで290mある。
 橋も下りに入ると,左側に 別の橋にかかるワーレントラスが見えた。
この下に氷見線の操車場があるようだ。
 高岡商工会議所伏木支所の建物。
 写真屋さんの建物。
おやまさんかな。

ここは伏木の中通り商店街というらしい。
 道路の真ん中には凍結しないように, 消雪パイプが設置されている。
 氷見線を跨ぐ。
線路のライン以外は雪に埋もれている。
 前方に山が見えて来た。
あの山の中を雨晴トンネルが通っているのだ。
 そして,伏木も境の部分まで来た。
通り抜ける形になったのである。

 もうすぐ雨晴トンネルだ。

   
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