これが、スタジオＢＲＡＴの入り口である。昨年の春あたりから構想が練られ、ひそかに陶芸舎バンドなるバンドが胎動を始めるための秘密の拠点になる予定だった場所である。入り口の周りを植樹で囲み、夜遅い訪問時にも人目を偲んで出入りが可能な工夫がされているのである。 　この奥にはいったいどんな機材が隠されているのか…。もしかしたらこの国の法律に触れてしまうようなしろものもあるのかもしれない。言いようの無い期待感に胸を膨らませ、この扉が開くのを刻一刻と待つ今回のライブメンバー、ゆきたんくとたんぽぽ姉妹なのであった。

これが、入り口の左横から見たスタジオＢＲＡＴの外観である。左側に小さな窓が一つ、あとは防音が完璧で、どんな大音響の演奏に耐えることができる施設は東京ドームでのライブを目指している我々にとってはなくてはならないものである。なお、写真の下のほうは右上に登っていく坂道になっていて、この写真を撮っている場所からは侵入不可能な館なのである。われわれのオリジナルを盗むことは到底無理なのである。

これが世界初公開のスタジオＢＲＡＴの内部である。ゆきたんくと武蔵野たんぽぽ氏は念入りな音合せを行っている最中である。ＢＲＡＴ氏はシリアスなその素顔は包み隠し、茶位工房特性の高価なカスタムギターを片手に余裕の微笑である。毎日このような閑静な館で陶芸と音楽への神経を研ぎ澄ませているＢＲＡＴ氏とはどんな人物であるのか。 　まっ、実際には楽しい一時をここで過ごさせていただいた訳である。