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さて、書物によると鎌倉は古くから水事情が悪く、良質の水が湧く井戸が貴重なものとされてきたという。鎌倉十井(かまくらじっせい)といって字の如く十の井戸があり、その一つがここ浄智寺の甘露の井だ。
ゆきたんくはここを訪れるさいの予習はいつも通り(威張るな!…影の声)行っていなかったので、この池が単なるお寺の飾りのような存在だと思っていたのである。 |
門へ歩みを進めると手前の左側に何か立っている。目を向けると表示が見てとれた。「甘露の井」とある。甘露という言葉から連想されるのは文字通りの甘い露、飴のような風味の水である。でも周囲を見渡しても緑がかった濁った池しかない。
そうか、ここが甘露の井なんだと納得するしかなかったが、その理由などは知るよしもない。やはり旅には予習が必要ですな。 |
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2段目の写真にある表示を見て、少し戻りまじまじと池を見つめた。写真の橋も太鼓橋の形になっていて面白い。保護のためなのだろうか、橋の端(洒落ではない)には竹が渡してあって通れなくなっている。まぁ、浄智寺の歴史が700年以上ということを考えれば |