ゆきたんく

 肥え樽である。昔のお百姓様が肥溜めから肥をすくって入れ、方に担いで運ぶやつである。なるほど、これだけタッパがあれば重心が下にかかり、安定して運べるのだろうね。
 釜に蒸篭が載っている。昔は穀物を蒸して食べたこともあるのだろうか。
 「けずりばな」とある。五穀豊穣の祈願をこめた占いに使われたようだ。昔は作物が獲れない事がそく死につながったからであろう。
 いろりである。このような鉄瓶で湯を沸かし、茶を飲みたいものである。
 台所である。昔風に言うと「お勝手」か。水がめや釜、蕎麦打ちかうどん打ちに使われたような麺の泉もある。
 水瓶のアップ。流しの下にある桶に水を汲んで瓶の左のてんびん棒で運んだのだろうね。
 これは繭からの糸取り機だろうか。生活を支えていた道具の一つである。