桜花

 本当に小さい。
掩体壕の後ろは塞いであった。

当時からかどうかは分からない。

全長6.066m。
全幅5.12m
全高1.16m
(掲示板とは多少違うが)
何て小さいのだろう。
 掩体壕の着物に例えたら,ブカブカだ。

それだけ小さいのである。
 自重は軽自動車よりも軽い440㎏。
主武装として1200㎏徹甲爆弾(誘導爆弾の一種)を付けるのだ。
 しっかりと車輪がついて台に載っているが,実際には,着陸という機能は考えられてなかった。
 行ったら帰ってこないのだ。
 戦争・桜というと,特攻を想像してしまう。
それも実際には作られたイメージなのだろう。

 特攻については,しっかりと勉強しなくてはいけないだろう。自分の命をかけて国を守っていただいて今があるのだ。

 それにしてもこのコックピットの狭いこと。
「死ぬときは畳の上で・・・」という言葉があらためて思い起こされた。

   
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