さあ、平泉の衣川で最期を遂げた武蔵坊弁慶の墓である。義経に惚れ、命を懸けて守ってきた弁慶であるが、逃げ切れないと悟った義経の自刃を邪魔されないように体を張ったそうである。私の記憶の中では、京都の
五条大橋
(現松原橋)での弁慶と牛若丸との出会いがサザエさんのように歳を取らないでいたので、実際の史実から考えてみるとなんとも物悲しいものである。