ここは東宝珠花の共同墓地である。寺はなくて墓だけだと寂しい「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくるような墓を創造するのであるが、墓地の入り口には数体の青面金剛が出迎えてくれる。この墓群に彩りを加えているのが近代将棋界の父とされる十三世名人関根金次郎(1868〜1946)氏で、ここ東宝珠花で明治元年(1868)に生まれ、小さい頃から将棋の才能に恵まれ「宝珠花小僧」とよばれてたそうである。昭和10年(1935)、それまでの終生名人制にピリオドを打ち、実力名人制度にかえ近代将棋の基礎を築いたそうである。