ゆきたんく

 靑面金剛ってのを始めて意識したのがここ。というよりも赤い幟が風に揺られて引き付けられた(俺は牛か?)のがそもそもの発端である。
 まず目がいったのがこれ。
「道祖神」様である。「どうそじん」という響きは、いつの間にか自分の中にあったのである。田舎のじいちゃんに聞いたのか、それともばあちゃんに聞いたのか…。まあ神様なんだなぁと。
そして真ん中の猿のような像。左右の塔に彫ってある「靑面金剛」。あぁ、靑面金剛って猿のことだったんだ。と勝手に納得をしたが、それが違うことを知ったのはもっとずっと後のことである。それにしてもこのような中心に獣の像がある靑面金剛はここ以外に見たことがない。再調査(大げさな)の必要性がある。